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プロ野球の統一球問題の経緯について

今週、プロ野球では大変大きなニュースがありました。

どのニュースでもトップニュースで扱っていましたので、

ご存じの方が数多くいらっしゃると思います。

そうです。

プロ野球の「統一球問題」です。


2011年から使用されている「統一球」なのですが、

この統一球が2013年シーズンから仕様変更になっていましたが、

その変更を隠していたという問題です。


具体的には、これまでの統一球よりも反発係数を変えて

より飛ぶような仕様変更があったそうです。



しかし、この仕様変更を選手や球団に伝えることなく、

変更はなかったとしてシーズンを続けていました。



それを聞いて私は、「これはいかんだろ」と思いました。

加藤良三コミッショナー(日本プロ野球界のトップ)は

「私は知らなかった。後で知った。」と会見で話していました。


しかも、

「これは不祥事ではない。」という開き直りとも取れる発言。



これは大問題ですね。

統一球を作っているのはスポーツメーカーのミズノ。

そのミズノの担当者に、日本プロ野球の事務局長だったと思うのですが、

「反発係数を変えたことは口外しないように。」と口止め

ミズノの担当者はこれを了承。


まぁ、メーカーはあまり強くは言えないと思いますので

プロ野球機構の言うことには従うのは仕方ないとは思います。



ここでの問題は日本プロ野球機構の内部統制ができていないということ。

トップにこんな情報がいかないなんて信じられない。

トップとの信頼関係なんてあったもんじゃない。

トップが信用されていない。

また、トップのリーダーシップの欠如



私はどこにでもある普通の民間企業に勤めていますが、

これが私の会社で起こったらどうなるのかを考えました。



ある一社員がメーカー側との口約束で不祥事を隠ぺい。

それが発覚した時、会社のトップである社長が説明。



「私は全く何も知らなかった。担当者同士のみの話し合い。」

「だから不祥事ではない。私の責任ではない。」

「ガバナンス(統治)をもっと強化していくことにつきる。」


ざっくり言うとこのような感じではないでしょうか。


関係ない一社員が聞くとどう思うでしょうか。


こんな社長、信じられませんよね。

私なら不信感でいっぱいです。

抗議するかもしれません。



もし、この社長がトップになったばかりなら考えますけど。


加藤良三コミッショナーは確か2006年ぐらいに就任したと思います。

私の記憶が確かならばですが。


それを考えると、コミッショナーに就任してからもう7年余り

これだけトップにいて、今さらガバナンス(統治)と言われても、

きっちりできると誰が思うでしょう。


恐らく、内部だけが集まってガバナンスのことを話し合っても

結局は内部に都合の良い仕組みができあがってしまうのでは。



ガバナンス強化というのであれば、まずはトップや事務関係のトップが

退任なり交代なりをして、幹部を一新することが必要不可欠だと思います。

それがガバナンス強化の第一歩だと私は思います。


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